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子育てなんでも情報館~元保育士ママの育児日記~

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繋留流産の疑い、流産確定

繋留流産の疑い、流産確定~


2009.7.5  7W0D  胎のう11ミリ。胎芽見えず。

無痛分娩可能な産婦人科へ転院。
メニエール病を相談するつもりが、
それ以前の問題につまづいてしまう。

胎芽が見えない。

エコーの様子は、私にも見えるようになっていた。

赤ちゃん、どんな形をしているのだろう?

食い入るように画面を見た。

けど、なにかがおかしい。
袋はしっかり、確認できる。
でも、その中は・・・・からっぽ。

診察台を下り、先生の話を聞きにいく。
仕度をしていると、ぞわぞわと、嫌な予感がしてきた。

これから、どんな説明をされるのだろう?

先生の話が始まった。笑顔だ。

「そろそろ見えて欲しいんだけど、まだ分からないから様子を見ましょう。
出血が無ければ2週間後でいいけど、心配なら1週間後に来てもいいよ」

心配に決まってる。
1週間後に、予約をとって、帰ってきた。


家に帰ったら、猛烈に不安になり、
パソコンで色々調べた。

「7週 心拍確認」 「7週 胎芽見えない」 「7週 胎のう」

色んなワードで検索してみた。


心拍の確認は、5週半ば~6週半ば
それより後に確認される場合もあるけれど、
それは、殆どは、週数の数え間違い。
正常な妊娠であれば、心拍は7週までに100%確認されるものらしい。

胎のうの大きさも、すごく小さいことがわかった。
半分、覚悟を決めておく。


2009.7.7   7W3D

母子手帳をもらいにいく。
前回の会計時に、「母子手帳をもらってきてください」と言われたから。
正常妊娠じゃないかもしれないのにどうして?と疑問に思うが、
次回の診察から、補助券が使えるようにとの配慮なのかもしれない。

母子手帳と一緒に、ハル坊のときと同じような冊子がいくつかついていた。
なんとなく、目を通したくなくて、袋に入れたまま、しまっておいた。


2009.7.10   7W3D 初めての出血

おりものに、血液が混じっていることに気づく。
量は少なく、おりものシートで足りるくらい。
色は、鮮血…赤い色だったり、茶色かったり。

確認がしやすいように、
トイレのペーパーを、色つきから、無色に変えた。

そういえば、お腹もチクチク痛む気がする。
夜中だったけど、産院に電話し、指示を仰いだ。

「診てみないとなんとも言えない。
これから来てもらってもいいけど、明日の診察でも間に合うでしょう。
酷くなったら、また電話して」とのこと。

様子を見ることにする。


2009.7.11  8W0D 胎のう17ミリ。胎芽見えず。


先生に、出血の量、腹痛の程度を伝える。

「じゃあ、診察してみましょう」と、診察台へ。


先生は、「うん・・・・」と呟いてから、
無言で胎のうの長さを測っていた。

それで、あぁ、本当に駄目なんだと、わかった。

診察が終わると、
この時期に胎芽が見えないのは、流産と診断せざるをえない、
というような説明をうけた。(パニックで、殆ど言葉は覚えていない)

覚悟はしていたものの、先生から「流産」という言葉が出ると、
やはりショックだ。
「流産」というワードを聞いた瞬間、何かが切れた。 涙が溢れて止まらなかった。

この時期の流産は、母親のせいじゃなく、
胎児側の理由だから、みたいなことも言われた。
慰めの言葉だということは分かっていたけど、
赤ちゃんのことを悪く言わないで!と思った。

簡単な手術の説明を聞いたら、別室に移り、
血液と、心電図をとった。
手術の前準備らしい。

診察室を出たら、ハル坊が笑顔でかけよってきて、
「赤ちゃん大きくなってた?」と聞かれた。
何て答えたらいいか分からず、黙って頭を撫でた。
側には、お腹の大きい妊婦さん。
思わず目を逸らし、泣くのを必死で堪えた。

会計時、補助券を出そうとしたら、
「今回は、使えないので…」と、言われた。

なら、どうして取りにいくよう言われたんだろう・・・・。

ちょっと、悲しかった。


この日は、何もしてないと、うみちゃんのことが常に頭に浮かぶ。
ずっとテレビを見て気を紛らわせていた。

夜、暗闇に横になると、涙が溢れだす。
泣いたり、ボーっとしたり、を繰り返しながら眠りについた。



2009.7.12  8W1D

シクシクとしたお腹の痛みが強くなる。
酷い生理痛くらい。
やっぱり、これから流産が始まるのだろう。

何をしてても、ふとした時に、涙がこみ上げてくる。

夫が気遣って、
「一緒にいた方がいい?ハル坊連れて外に出ようか?」
と聞いてくれた。
「1人で思い切り泣きたい」と答えた。

夫とハル坊が家を出た瞬間から、涙が溢れて止まらない。
とにかく一日中泣いていた。

こんなページも発見した。 →ポコズママの会「私の流産・死産体験記」

辛いのは私だけじゃない。
同じ思いをしてる人は沢山いるんだ。

こう思うだけで、少し救われる。


2009.7.16   8W5D  胎のう18ミリ 

胎のう、やはり、前回と比べて、育っていない。

前回とは違う先生だったが、
「私も、流産の確認をしました」と言われる。

このまま放置はできないので、早い時期の手術を
すすめられる。

もう覚悟はできてたし、すんなり納得。

夫と日程を相談し、5日後に手術を受けることにした。

別室に移り、手術の詳しい説明と、同意書など書類をもらう。

聞きたいことは全てメモしておいたので、それを見ながら、
淡々と、質問し、説明をきいた。

病院を出たら、内診の刺激だろうか、
出血が増えてることに気づく。
生理1日目くらい。お腹は相変わらずシクシクしてる。

大量出血が始まったら、出てきた固形物を病院に持参した方がいいらしい。
トイレに、ビニール袋と、ゴム手袋を用意した。

朝、つわりがあった。
もう赤ちゃんは育っていないのに。


2009.7.17  8W6D

おりもの用シートから、ナプキンに代える。
何もつかないこともあり、取り替えたのは一日3~4回。

いつ、大量出血がはじまるのだろう。
手術まで、もつのだろうか。

4歳児がいるし、病院までは遠く、車も無い。
不安な時間を過ごす。

手術に納得はしているものの、自然流産を待ちたい気持ちも捨てきれない。

ある産婦人科では、手術と自然流産、どちらがいいかは、
胎のう2センチを目安にしているようだ。
胎のうが大きいと、出血量も増えるのだそう。

また、流産の原因については、
胎芽が見えないままの流産は、染色体の異常の可能性が大きいらしく、
胎芽の心拍が見えたあとは、子宮の問題なども考えないといけないのだとか。









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